アニメ『ダンダダン』第18話に登場する劇中バンド「HAYASii」の“お囃子”楽曲が、なんとX JAPANの名曲『紅』っぽい!?ってことで、SNSでめちゃくちゃ話題になりました。
しかも、その指摘をしたのがYOSHIKIさん本人で、「最初は笑ってたけど弁護士から連絡きた」なんてコメントまで飛び出して、一気に注目度が爆上がり。
「これはオマージュだからセーフでしょ!」派と、「配信や収益化あるならヤバいかも…」派が入り混じって、ファンの間でも熱い議論になってます。
- ✔ アニメ『ダンダダン』第18話お囃子シーンがYOSHIKIさんの「紅」に似ていると話題になった経緯
- ✔ 楽曲『Hunting Soul』の制作陣や日本版・海外版での演出の違い
- ✔ ネット上でのオマージュ容認派と著作権保護派による賛否両論
- ✔ 配信や収益化で著作権リスクが高まる理由と過去の類似事例
- ✔ 今回の騒動がアニメ制作やクリエイティブ文化に与える影響
ダンダダン第18話お囃子シーンと著作権問題の発端
アニメ『ダンダダン』の第18話で登場した劇中バンド「HAYASii」が披露した“お囃子”楽曲が、X JAPANの代表曲『紅』に似ていると話題になりました。
しかも、その疑惑を指摘したのが当のYOSHIKIさん本人!SNSで「弁護士から連絡が来た」と投稿したことで、一気に騒動が拡散しました。
ネットでは「ただのオマージュじゃない?」という声もあれば、「収益が絡むと著作権的にアウト」と慎重な意見もあって、アニメファンの間でも議論が熱くなっています。
YOSHIKIがSNSで反応した経緯
今回の騒動のきっかけは、YOSHIKIさんがX(旧Twitter)で「最初は面白くて笑ってたけど、弁護士から著作権侵害の可能性を指摘された」と投稿したことでした。
投稿には「こういう場合は、先に関係者に連絡したほうがいいみたいだよ」と注意喚起も添えられており、単なる怒りというよりも業界的なマナーやルールの問題を意識しているようです。
とはいえ、本人の影響力もあって、ファンやアニメ視聴者の間で一気に話題が拡散し、作品の知名度アップにもつながったのは間違いありません。
「紅」に似ているとされた理由
問題視された理由の一つは、その楽曲の雰囲気や演出です。
劇中の「HAYASii」が披露する“お囃子”は、激しいドラムとハイトーンボイスが特徴で、見た目や演奏スタイルもX JAPANを彷彿とさせます。
特に、ドラムを叩くキャラクターの動きや衣装がYOSHIKIさんのライブ映像を連想させるため、「これは狙ってやってる」と感じた人も多かったようです。

楽曲制作陣と公式の見解
今回の“お囃子”曲は、タイトル『Hunting Soul』として制作されました。
作詞・作曲・編曲は永井聖一さん、プロデュースは牛尾憲輔さんが担当。
さらに、ギターには元メガデスのマーティ・フリードマンさんも参加するなど、かなり本格的な布陣でした。
「Hunting Soul」を手がけたクリエイター陣
この楽曲制作陣は、アニメ音楽ファンなら「豪華すぎ!」と思わず口にするレベルです。
特に永井聖一さんは独自のギターワークで知られ、牛尾憲輔さんはアニメ『映像研には手を出すな!』などでも高く評価された作曲家。
そしてギターのマーティ・フリードマンさんと来れば、そりゃ迫力満点のサウンドになるのも納得です。
日本版・海外版ボーカルの違いと演出意図
日本語版では谷山紀章さんがボーカルを務め、力強い歌声と演技力で楽曲の世界観を表現。
海外配信版では英国のメタルバンドドラゴンフォースのマーク・ハドソンさんが担当し、よりメタル色の強い仕上がりになっています。
公式コメントでも「オマージュ要素はある」と明かしていて、遊び心を込めた演出であることは間違いありません。

ネット上の反応と賛否
今回の件について、SNSや掲示板では賛否両論が飛び交っています。
「こういうパロディは文化の一部!」という容認派と、「収益化されると話は別」という慎重派の意見が目立ちました。
中には、「こういうのをきっかけに本家に興味を持つ人もいる」という前向きな見方もあります。
オマージュ容認派の意見
容認派は、「アニメや漫画では昔からオマージュが文化として根付いている」と主張。
「元ネタリスペクトが感じられるならOK」というスタンスで、むしろ作品の幅を広げる要素だと考えています。
また、「これでX JAPANを知る若い層もいるはず」というプラスの効果を指摘する人も多いです。
著作権保護を重視する声
一方、慎重派は「収益化される場合、単なるパロディでは済まない」と警戒しています。
特に楽曲配信やMV公開のように金銭が絡む場合、権利者の許可が必須になるため、無断での使用は危険だとしています。
こうした声は、今後のアニメ制作現場にも影響を与える可能性があります。
作品やアーティストのブランド価値への影響
また、一部では「強く抗議しすぎると、X JAPANをネタに使うこと自体が避けられ、結果的に歴史的存在感が薄れるのでは」という懸念も。
逆に、何も言わなければブランド価値が損なわれるリスクもあるため、そのバランスが難しいところです。

法的観点から見たグレーゾーン
著作権法では、完全なコピーはもちろんアウトですが、似ているだけの楽曲や演出は判断が微妙なことが多いです。
特に収益化や配信が絡む場合はリスクが上がります。
今回のケースも、単なるオマージュとして許容されるか、それとも侵害と判断されるかは線引きが難しい状況です。
配信や収益化が引き起こすリスク
「アニメの中だけで流す」ならセーフな場合も多いですが、楽曲を単体で配信したり、MVを公開して収益化すると、権利侵害の可能性が高まります。
これは「コピーバンドの有料ライブ」と同じ考え方で、元ネタに許可を取らないまま利益を得るのは危険だとされています。
過去の類似事例と文化的寛容の境界
過去にも漫画やアニメでのパロディやオマージュが話題になった事例はあります。
中には「真似されるのは光栄」と語る作家もいましたが、時代や商業規模によって受け止め方は変わります。
結局のところ、事前の許可とリスペクトの姿勢が境界線を決める鍵と言えそうです。

ダンダダンとYOSHIKI著作権問題のまとめ
今回の騒動は、アニメと音楽、そして著作権の境界線を考えるきっかけになりました。
「オマージュ」と「侵害」の違いは明確ではなく、特に商業作品では慎重な対応が求められます。
同時に、こうした話題が作品やアーティストの魅力を新たに知る入口になることも事実です。
総括
最終的には、事前の確認とリスペクトの心があれば、多くのトラブルは防げるはず。
そして、視聴者としてはその背景を知った上で作品を楽しむことで、より深く味わえると思います。
今回の『ダンダダン』の件も、きっと将来のクリエイティブ文化にとっての教訓になるでしょう。


- ★ アニメ『ダンダダン』第18話のお囃子シーンがYOSHIKIさんの「紅」に似ているとして話題に
- ★ 楽曲『Hunting Soul』は豪華制作陣と日英異なるボーカルで本格的に制作された
- ★ ネットではオマージュ容認派と著作権保護派に分かれて議論が白熱
- ★ 配信や収益化に伴う著作権リスクと、過去事例から見える文化的境界線
- ★ 今回の騒動はアニメ制作やクリエイティブ文化へのリスペクトの重要性を再認識させる出来事となった
コメント